ここは、京都府宇治田原町の湯屋谷という場所。
この自治体、過疎化が進みやがて消滅都市になる可能性が高いためか、最近随分と観光に力を入れているらしい。
正月休みを利用し、はるばるやってきた。
観光拠点である、湯屋谷会館という場所の立派な駐車場に到着。
えっ・・・。
大事な正月休みを利用してはるばるやってきたのに・・・。
観光拠点のセンターが閉まってる(笑)
ここで地図を手に入れようと思っていたのだが、思わぬ形で出鼻をくじかれる。
どうやら年末・年始は休みのようだ。
そうそうだわ。
自分のように、バツイチで家族も居ない人間はほとんどいないだろう。
みんな、家族があるから休みたいわな。
正月からくっら~。
マップがないので、適当に案内板を見て歩くことに。
なになに?
永谷宗円だと!?
この宇治田原は、日本で初めて緑茶が生産された地。
もしや、お茶漬けで有名な永谷園って、この宇治田原がルーツなのか!?
とりあえず、永谷宗円なる人物の軌跡を追ってレッツゴー♪
歩いていると、よく分からない道の案内図を発見。
面白そうなので、とりあえず行ってみる。
急に登山道に突入(笑)
今日はスニーカーでやってきたが、道がぬかるんでおり滑るわ滑るわ・・・。
正月から苦笑いしてこの道を歩いていると・・・。
何やら上空が騒がしい。
見上げてみると・・・。
リスって普通は野生だと思うけど、なんと野生のリスだ!!
めっちゃ可愛い♪
野生のリス、数年前に奈良県は川上村で渓流釣りをしている時に見かけた以来だわ。
思わぬプチ登山を経ると、なにやら民家が目に入る。
たまたま通りかかった90歳位のお爺さんが話しかけてくる。
※△◇〇
そこ、通れたんか・・・と。
宇治田原の方言なのか・・・。
話の序盤は全く分からない・・・。
しかし、どうやらこの道を通れることが嬉しかったようだ。
いやいや、案内板もしっかり出ているし(笑)
この町、歩いていて大丈夫か不安になってくる。
ようやく、日本緑茶(煎茶だっけ??)を発明した永谷宗円(誰か知らんけど・・・)の生家に到着!!
しかし、またもや閉まってる(笑)
この町、やる気あるんか・・・。
ところで、永谷宗円とお茶漬けの永谷園。
あまりにも名前が似すぎていないか・・・。
きっと、永谷宗円と永谷園を結びつける証拠が、どこかにあるはずだ。
すぐに発見(笑)
永谷宗円が永谷園の創始者なのか?って一人で考えていると・・・。
さっきの方言満開のおじいちゃんが再び登場(笑)
※△◇〇
何を言っているかよく分からなかったけど、永谷宗円と永谷園は関係があるけど関係がないらしい・・・。
関係があるけど、関係がないって・・・。
訳が分からないんですけど(笑)
永谷宗円の生家、すぐ隣にある神社がある。
どうやらここも、お茶に関係する神社のようだ。
今年はまだ初詣をしていないので、全然自分の職業と関係ないけど、お茶の神社に初詣するか。
この神社、ここの住民らしき人二名で焚火をしており、自分以外にほかに誰一人おらず・・・。
ずっと、自分の姿をガン見している・・・。
ほんまにここ、観光地か(笑)
こんなに緊張した初詣、人生で初めてやわ。
さて、お次は宇治田原町の誇る「大滝」という場所へ向かう。
道中はかなりしんどい・・・。
永谷宗円の生家から、歩くこと3kmほど。
やっと着いた!!
トイレもある♪入ってみるか~♪
なんだろう・・・。
この、絶対に開けてはならない雰囲気のトイレは・・・。
トイレって、不思議な雰囲気を醸し出すね。
なんにせよ、立派な鳥居が出現。
さっきの挽回で、もう一回この鳥居で拝む。
して、大滝とはどこや~♪
大滝じゃなくて、中滝、もしくは小滝でも良いと思う・・・。
案内板を見ると、「観光名勝地として有名である」、と書いてある。
自らを有名と自負する案内板、ある意味この案内板が観光名勝地になりそう・・・。
さて、気を取り直して、次は宇治田原町の最大の観光スポット・・・。
徳川家康の、伊賀越えの道へ向かう!!
織田信長が明智光秀に討たれた本能寺の変。
この時、家康は大阪の堺からこの宇治田原を通って本国の三河に帰ったのである。
なんと、この宇治田原には、その家康が歩いた道が現存しているのだ!!
もう足はクタクタやけど、気合を入れてレッツゴー!!
道中、何十年前の店舗だろうと思わせる、古びた店を発見。
この辺りは昭和の雰囲気が満々。
たばこ売り場もあったようだ。
トバッコ??
タバコって、昔はこんな言い方やったんか??
さっき行った大滝より、はるかにこの店の方が遺産価値があると思う。
うぉ!!
歩いていると、なんと「温泉」じゃなくて「冷泉」の案内板。
冷泉って、初めて聞くわ(笑)
一瞬びっくりしたけど、冷泉って、ただの湧き水なんじゃないのか・・・。
とりあえず、触ってみる。
ぬる~い水やった。
気持ちの良い道を歩く♪
徐々に、家康の伊賀越えの道に近づいているのかな。
この場所。なにやら臭い。
明らかに、誰かが彫ったような痕跡がある。
じっくり観察すると、化石らしき残骸が多数見つかる。
ここでずっと観察していると・・・。
またあんたかい(笑)
再び90歳代の爺さんが登場。
ここはな、ずっと昔、海でな・・・。
化石が一杯とれるんや・・・。
どうやらここは化石が取れるポイントらしい。
小さい子供は化石が好きだから、興味のあるお父さんはぜひ行ってみては。
ようやく、家康伊賀越えの道へ到着。
どんな所や~♪
ここは、素晴らしい・・・。
茶畑と歴史街道のマッチぶりが本当に素晴らしい・・・。
こういう雰囲気!!
まさに、歴史街道!!
宇治田原町、最後にメガトン級の観光スポットを用意していたわ。
気持ちよく歩いていると、野良犬らしき犬がずっと自分をまとわりつく。
たまにじゃれあって自分の後ろ脚にすり寄ってくるのだが、狂犬病が怖くてハラハラドキドキ・・・。
この犬の行動は本当に不思議で、近づいたら走り出し、また近づいたら走り出しの連続だった。
ん?
道中を歩いていると、なんか変な地蔵がいる。
徳川家康も、命からがら逃げている際に、この地蔵を見ていたのかな。
必死に逃げている家康、この地蔵を見て、どう思っただろうな。
アップにしてみる。
なんやねん・・・この地蔵の顔・・・。
明らかに、ペンで顔を書いてるでしょう(笑)
京都府宇治田原町。
真面目にやっているのだが、どこか空回りして面白すぎるぞ・・・。
なんだかんだ言って、ここはとても楽しい町だった。
ついに、2020年がスタート。
ずっと地獄を味わってきた自分の人生。
今年からは、五つのテーマを頭に刻まさせて生きていこうと思う。
①過ぎ去ったことをいつまでもクヨクヨするな。
②今現在を楽しく生きる。
③未来のことは神に任せる
④どんなことがあってもポジティブ思考で。
⑤どんな事態に遭遇しても楽観的に。
約5時間のハイキングが終了。
登山も良いけど、今年はこんな感じで知らない土地を歩くのも楽しいかもな。