テンカラ渓流釣りと婚活記。~前編~

ゆみ王

2019年07月14日 20:56

誰に言っているのか分からないが、とりあえず初めまして。

数年間ナチュログでブログを続けていましたが、いつの間にか連日凄まじいPV数を記録するようになり、恥ずかしさ&怖さを感じて消しちゃいました。以前のブログでコメントを下さった方々、ひっそりとまた再開することにしたので、もし気が付いたら是非とも気軽にコメント下さいませ。



さて、ここは滋賀県は東近江市にある愛知川のとある支流。

色々あって、約2カヶ月ぶりの渓流釣りだ(自分の渓流釣りスタイルはテンカラ)。

ん?何があったって?聞かれてないけど、釣りをしながら特別に教えてあげよう。



増水して濁っており、決して綺麗とは言えないが、久しぶりの渓はやっぱり良い。

実はね、この2ヶ月間は「婚活」に精を出していたのだ。

自分はすでに40歳。事情があってバツイチ・貯金無しという超負け組の状態に陥ってしまった。

この絶体絶命の状況から、何とか這い上がるべく勇気を出して行動を起こしてみた。



自分と同じ職場の名前も知らない事務員の女性。この人、魅力的だなって思っていた。

美人で、かつ顔も肌も白人並みに真っ白。よって、すれ違うたびに心の中で勝手に「おはよう白人」と呼んでいた(そのまんまやな・・・)。

自分には不釣り合いの美しい女性だが、勇気を出して伝手を頼り、何と一緒に食事する機会を設けてもらった。



遂に、念願の白人(実際は日本人です)との食事会がやってきた。



趣味は山奥でソロキャンプ&渓流釣り。

好きなテレビは歴史ドラマか無人島サバイバルの動画。

バツイチ&貯金無しの40歳男が手にした待望のチャンス。



気合満々。

例えるなら、初めてエロビデオを借りて、全速力で家に帰っている時と同じ気分。

今日は無理を言ってスミマセン、と言うと、いえいえ、声を掛けていただき嬉しいと。



まじか・・・。バツイチ40歳で貯金無しの自分。先方は何と八歳も年下の未婚女性。その女性が、声を掛けてもらって嬉しいだと・・・。



この娘、もしや結婚詐欺師ちゃうやろうな・・・。ルンルン気分が一転して警戒心に変わる。

自分から誘っていますが・・・。



離婚を中心に、というか全部離婚の話題でとりあえず正直に全力で頑張ってきた自分の過去の歴史を話す。

すると、彼女も今までに結婚に縁がなかった出来事を話し始める。

お互いに、初めて会った人とずっと不幸な話をすること2時間・・・。



この食事会、まるで御通夜みたいや~♪

彦麻呂風に言うとそんな感じ・・・。

はっきり言って、全然盛り上がらない(笑)



まずい・・・。

このままでは、通夜を通り過ぎて一気に葬式に突入してしまう。

何とか話題を変える。



最近見ているテレビってありますか?

自分は全くテレビなど見ないが、諸葛亮孔明並みに頭をフル回転させてこう切り出すと・・・。



私、定時で帰ります。

と・・・。



兄弟皆で考えたが、何を言っているのか分からない・・・。

好きなテレビを聞いて、私定時で帰りますって、日本語が通じない・・・。本当に白人だったのか・・・。

でもよく聞くと、なんかのテレビドラマみたいやね。テレビドラマなんて出勤前にちょこっとNHKを見る自分には無縁やわ。

次は白人の反撃。



ゆみ王さんは何を見るのですか?



僕はね、いつもYouTubeでサバイバルの動画ばかり見ています♪

頑張って焚き火を起こして、それで昆虫を食べたりする姿が面白いのですよ!!



白人は言う。

そ・・・そうですか・・・。そういう面白さがあるのですね・・・。

明らかに、ドン引きしている感じだ。



通夜のような時間が延々と続く。

全然、話が合わないんですけど・・・。



沈黙が続く時間に、しびれを切らした白人がこう言う。

山奥で寝るって、何かテントでも持っていくのですか、と。



はい実は僕、軽キャンピングカーを持っているのです♪

これがあればどこでも寝れるし、まさに動くラブホテルですよ♪

と、言ってみたところ・・・。



苦笑いのみ・・・。

ラブホテルの言葉が初対面には強烈過ぎたのか、かなりドン引きしている感じ・・・。

言わんかったら良かったけど、後の祭り・・・。



このままではマズい。

初対面で告白も何もしていないけど、絶対に次回はないと思う。

思い切って、店をチェンジして雰囲気を変える!!



デリカシーの無い山男でデートの所作が分からない自分、一軒目のもんじゃ焼き店に続き、二軒目はホルモン焼き店をチョイス。



世間話を仕掛けると、タイミングが悪く網に乗せたホルモンから猛烈な煙が発生!!

しかも不運なことに、煙が自分の方じゃなくて全て彼女の顔面を直撃し続けている・・・。



どうしよう・・・。もう自分は絶体絶命の曹操みたいな顔をしている。

曹操の顔なんて知らんけど・・・。

彼女の目を見ると、煙に襲われて涙が出ており、超絶不機嫌な表情・・・。



のう、孔明・・・。余の婚活は終わったのだ・・・。



余談が長すぎた。

話をいったん、婚活記から釣りに戻す。

毛鉤を投げるとすぐに反応あり。



ちっちゃ・・・。

自分の前途を打ちのめすにふさわしいサイズのチビアマゴちゃん。



初ブログデビューとしては随分と長くなったので、今日はこの辺で終わりにします。

中編へ続く・・・

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