2024.奈良、十津川水系釣行。~3戦目は会心の三撃~。

ゆみ王

2024年05月04日 00:01



休日出勤ばかりで名ばかりGWスタート。

異常な程の仕事量で、トイレのドアを閉める直前にも声を掛けられる状態。

働き方改革・・・。

この言葉は、生産性が高いと思い込まれている人の仕事量を、さらに上げている改悪ではなかろうか。



ここは、奈良県は十津川水系のとある渓。

ようやく、ようやく、自然に触れ合い向きあう癒しの時間が到来。

今日は夕刻から釣りをして、その後はソロキャンプにて英気を養う予定だ。

少しばかりの時間、明日への予行演習を開始。



すさまじい渇水状況。

以前の自分なら、目ぼしいポイントのみ毛ばりを投げて先を進んでいた。

しかし今シーズンは変えて、一か所に時間を掛けて丁寧に攻略していく。

必ず出ると確信したポイント、ずっと出ないが、毛ばりの流し方・落とし込み場所のトライ&エラーを繰り返すと・・・。



きた。

素晴らしいファイトで綺麗なアマゴ。

テンカラ釣りのスキル、いつの間にか上達していた。

この間に、自分のブログにコメントをくれた方々、ブログを辞めた方々、諸行無常を実感する。



どれだけ釣ったかよりも、どういう釣りをしたか。

そして、釣りを通して、どう自分の心を磨いたか。

どうも最近の自分は、そういうスタンスで「釣り」という遊びに向きあっているようだ。

渓魚はまったく出ないが、何度も何度も、ポイントを見逃していないか丁寧に毛ばりの流し方を変える。

すると・・・。



会心の二撃目。

トライ&エラーを繰り返すこと20分程度。

たまたま釣れたビッグサイズよりも、考え抜いてようやく引き出したミドルサイズの方が価値はあると思う。



ここは、とても印象的だった。

個別性と表現するのが妥当なのか、とても変わった性格をしたアマゴだった。

何度も水面を飛び出しては毛ばりを見限り、かといってすぐにアタックしたりと、とにかく面白い魚だった。



こんな子だった。会心の三撃目。

このような積極性があり、ファイトがあり、意外性のある個体。

しかし、このような子たちはいま、日本では「特殊な子」として扱われ、支援という名の元に標準化への変容を強制される。

社会に出れば、他と異なる違いを求める社会なのに。

果たして、おかしいのはどっちか・・・。



ふ~。

一時間ちょっとの釣りだったが、とても充実した内容だった。

人生も、何年生きたかでは無く、どう生きたかが重要だと思う。



日が暮れ、焚き火をしていると、色々と物思いにふける。



人間は概ね、人生の1/4の時間を仕事に費やすと言われている。

逆に考えれば、3/4の時間は仕事以外の趣味など余暇の時間だ。

これが意味するのは、何か。



仕事が楽しくても苦しくても、それは人生のごく一部分である。

つまり、人生を充実させるには、やはり人間は仕事以外の「何か」を見つける必要があるのだろう。



「仕事」はしなければならない。

「遊び」は別にしなくてもよい。

しかし、こうも人が「遊び」にエネルギーを向ける理由は、やはりそうした理由があるのではないか。

明日の釣りに備えて、今日は早めの就寝。



おはよう。

目が覚めて渓流に目を配ったが、昨日と同じくあまりの渇水で釣りをする気が起こらず。

早々に帰宅し、昼から庭で一杯。

都会の人たちはよく田舎を馬鹿にするが、GWに自然を求めて田舎に足を運ぶ。

僕は、都会の人たちが癒しを求めてやってくる田舎に住み、昼から一杯やる。



家庭菜園で今年から始めた青じその飼育。

所々虫に食われているが、日に日にグングン成長している。



豚バラと青じそのコラボ。

これは中々美味い。

人間の幸福度って、案外こうした些細な部分だと思う。



睡蓮鉢の金魚も元気。

オティンティンも元気。

皆様も良いGWを。

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