奈良十津川水系でテンカラ釣りとソロキャンプ。~2024.開幕戦~

ゆみ王

2024年04月07日 01:14

半年以上ぶりの記事更新。

二日前に大事件があり、深刻な精神的ショックを受けたが、僕は生きています。



2024.渓流釣り始動。

場所は昨年と同様、奈良県は十津川水系のとある渓。

ここはね、難易度が高い故に釣り人が居らず、テンカラ達人の自分にとって打ってつけの場所なのだ。



日が暮れるまで、まだ少し時間がある。

今夜の焚き火キャンプを楽しむ前に、少しばかり毛ばりを投げてみるか。



渓に降り立つが、いつもの通り人の気配はゼロ。

人気河川で煩悩まみれに釣りするより、例え釣れなくても自分にはこういう場所の方が合っている。



渇水と思いきや、結構な水量。

こういう時はね、底石の位置、そして流速を見極めて毛ばりを投げる。



開幕戦、初安打を記録。

小柄なサイズだが、この渓での命のリレーが確認できホッとする。



ここは、底石が無数のポイントだった。

こんな場所は非常にeasy。

穏やかな流速箇所を適当に見つけ、ただ毛ばりを打ち込むのみ。



中々の面構えであり、素晴らしいファイトだった。

キャンプ前夜祭としてはもう十分。

無駄に渓流魚を傷めるのは止めよう。



軽キャン、釣り、キャンプ、この組み合わせは3種の神器だ。



テンカラ釣りも少々マンネリ化してきたので、今シーズンはキャンプ要素のウェイトを増やしていくつもりだ。



数日前に起こった大事件が脳裏をよぎる・・・。

現在の職場の仕事量が半端なく、自分の精神的疲労が最高潮に達していた。

いけない事だと思いつつも、自分はとある店に向かった。



そこは、気品高い女性たちがマジックミラー越しにHなパフォーマンスを披露する店だった。

カーテン一枚で閉ざされた個室、普段のブッダのような自分はもうそこには居ない。

よだれを流して楽しんでいると、新たな客が入ってきたようで店員の声が聞こえる。

「ではお客様、4番のブースに入ってお楽しみください」と。



ん?気のせいか・・・4番のブースには自分が既にいる。

まさか、おそらく聞き間違いだろう。

制限時間があるので、目の前で繰り広げられる最高のパフォーマンスに集中する。

すると、思わぬ展開が待っていた・・・。



なんてこった!!

自分の個室に間違って案内された客が本当に入ってきやがった!!



こんな恥ずかしい姿、お袋や親父にも見られたことが無いのに・・・。

でも多分、一番の被害者は間違って案内された客だったかもな・・・。



焚き火が終わる。

ゆっくり燃え始め、そして激しく燃え、やがて下火になり、そして灰となる。

人間の生命と同じだ。

自分は今、どこのステージだろう。

恐らく、激しく燃えている最中か、下火に入る入口だろう。



この世って、この世界って、一体なんだろう。

良い学校を目指し、良い企業を目指し、お金を欲し、しかし結果は全ての生物が同じで土となる。

もう寝よう。



おはよう。

昨年に苦しんでいたPTSDの夢、いつの間にか解放されていた。

心の傷は生涯癒えないが、諸行無常ですべて移り変わっていく。



2日目の朝。

今シーズンのメイン使用である4.6mの長射程テンカラ竿。

長くて重くて扱いにくいが、その反面渓魚から気付かれにくい。



昨日よりは減水しているが、それでも水量は十分以上。

長射程テンカラ竿から、毛ばりが発射される。



すぐに釣れる。

これは放流魚か?

内心、ここの漁協は遊漁券代を懐に入れて一切放流していないと思っていたので、少し安心した。



コンスタントに釣果を重ね、執着しない自分がつい執着して何度も毛ばりを流した箇所。

適度な深み、最高の流速、一級ポイントとは呼べないが、嗅覚が働いた箇所だった。



読み、ファイト、適度なサイズ、すべてが高次元で実現された最高の一匹だった。



いくらでも釣れそうだが、執着を消し去り今日は終了。

早く帰って、自分を待ってくれている幼子を花見にでも連れていってあげよう。

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