1600ルーメンLEDランタンを購入。~婚活記も少し~

ゆみ王

2019年08月21日 21:32

購入して3年程経過した初代LEDランタン。接触不良なのか、最近は点灯したりしなかったりの状態。バツイチ40歳で貯金無しの自分だが、清水の舞台から飛び降りる気持ちで買い換えることにした。



買ったのはハイラ○ダー(名前を伏せているのは、今ちょうどこのメーカーの販促キャンペーンをやっているらしいが、自分はそういうのに全く興味がないからです)とかいうメーカーのLEDランタン。なんと1600ルーメンの明るさ。と、いかにも知ったように書いているが、実は1600ルーメンがどれ程の明るさなのか分からない。ルーメンと言う単位、初めて耳にする。



1600ルーメンの明るさがどれ程のものか、試しに点灯させてみる。



めっちゃ明るい・・・むしろ明るすぎて眩しい位。

日常生活に照らし合わせてこの明るさを表現してみると、夕食時の18時過ぎにスーパーに行ったら、何故か大量の刺身や惣菜が半額になっていた時のような売り場の眩しさ。これが1600ルーメンの明るさだと思う。分かりやすかったかな?

なお、このLEDランタン、3段階の調節が可能であり、300ルーメンや700ルーメンの明るさにも設定出来る。ちなみに700ルーメンの明るさはね、スーパーの商品が半額は半額なのだが、¥128の枝豆が半額になっている時の喜びに近い残念感。¥128なら半額でもお買い得感が乏しいし、さらに枝豆となると微妙な食材なのだ。700ルーメンの明るさ、分かってくれたかな。



バツイチ40歳で貯金無し、ただいま婚活中の自分。たった一人、静寂が広がるマイホームで300ルーメンに暗くした(これでも明るいけど)LEDランタンを見つめながら、色々と物思いにふける。



これは、先週の白人とのデートの出来事・・・。



時は昼食タイム。白人と回転寿司屋へ向かう。寿司屋なんて、一皿¥100の回転寿司しか行った事ないが、この店の回転寿司の雰囲気はどうも違う。

お金がないので、とりあえず無料のガリを食べてみる。



めちゃ美味い!明らかに格安チェーン店とは違うガリの美味さ!場違いな店に来たかも知れない・・・。すぐに自分の直感は当たる。値段表を見てビックリ!

一皿¥300~¥400の寿司がメインで、一番安いキュウリの鉄火巻きでも¥200位する。

ワーキングプアで貯金無しの貧乏な自分。この昼食代に許される金額は、白人の奢る分も含めて¥2000。ざっと計算して、一人当たり三皿が上限・・・。殆ど食えない(笑)。

さあ、白人が取る皿をひたすら気にして、常に頭の中で計算しながら食べる地獄の昼食開始・・・。

白人、いきなり最高金額のイクラをゲット!

自分はひたすらガリを食べる!

白人、またまた最高金額のヒラメをゲット(笑)。早くも残り一皿・・・。

自分はまだガリを食っているが、ここで白人から一言。



何か食べたらどうですか?

目の前で寿司を握っている主人も言う。

良いのが回ってなければ、何でも遠慮なく注文して下さい、と。

食べたいけど、お金がないのです!!と、心の中で叫ぶ。



回ってる寿司の中で一番安い皿を探すが、全部高い皿しか流れていない。白人の前で格好悪いが、勇気を出して注文する。



きゅ、きゅうりの鉄火巻きを一つ下さい!!

すると、注文した直後にきゅうりの鉄火巻きが眼前を過ぎていく・・・。なんてタイミングの悪さだ。

白人の勢いは続く。3皿目は、なんと一皿にたった一貫のみの中トロを注文(泣)。中トロの表面だけでも舐めさせてくれ!

自分はきゅうりの鉄火巻きと同等の価格、出汁巻き卵で応戦。

この後はひたすらガリを食べ続ける。

しかし、急に白人の箸が止まる。



どうしたの?急に箸が止まって・・・。内心めっちゃホッとしてるけど(笑)



もうお腹いっぱいです。ご馳走様でした。

ん?この前はラーメン+チャーハンのセットを食べた程の大食漢なのに、寿司三皿でよいとは。

なんにせよラッキー♪会計したら¥2000を少し越えた程度で助かった。



昼飯を食べた後は、奈良県は大和郡山市にある慈光院という寺へデート。

この寺、マイナーな寺なのだが、人が殆ど居らず素晴らしい庭園を拝めるらしい。過去に近鉄の観光ポスター(女優は檀れい)にも採用された程、知る人ぞ知る場所なのだ。

しかし、受付で拝観料を見てビックリ・・・。



なんと一人千円!!寺の拝観料としてはかなり強気の価格設定・・・

どうしようか・・・。財布にはギリギリ¥2000無いくらい。白人に¥100貸してって言うのも、それはそれで凄まじく惨めだ。※僕はもう四十歳ですから(笑)。



決めた。値切ってやる・・・。



寺の拝観料を値切るって、こんなことしたの日本の歴史で自分が初ちゃうか。

受付の女性に言う。



拝観料、中々のお値段ですね♪

すると、女性はこう返す。

拝観料の中に、お茶とお菓子のセットが含まれています。



なるほど。だから¥1000もするのか。

逆に考えれば、お茶とお菓子のセットを辞退したら安くなるかも知れない。

受付嬢に言う。



それでは例えば、お茶とお菓子セットが不要であれば安くなるのでしょうか?

そう言うと、受付嬢はただひたすら困惑している。こんなこと言う人間おらんのやろうな・・・。作戦が成功するかも知れない♪

満面の笑みで白人を見ると・・・。



今まで見たことない位の苦笑いを浮かべている(笑)。



しまった!そらそうだ・・・。寺の拝観料を値切るような人間に誰が魅力を感じるのだ!

恥をかいても良い。財布の小銭入れをあさり、足りなければ白人に¥100借りよう!

でも探したところ、何とか二人分の拝観料¥2000があった。最初からそうしとけ・・・。

白人、絶対に今日の自分を軽蔑したやろうな・・・。



案内され、お茶をいただきお菓子を食べ、白人と二人っきりで素晴らしい庭園を眺める。



言葉に出来ない程の美しさ・・・。

京都市育ちの自分、今まで多くの美しい庭園を見てきたが、この慈光院はそれらの寺院とは比べ物にならない程の美しさ、というか「わびさび」という言葉が適切か。

寺全体を一つの茶席として表現しており、自分の文才では表現出来ない空間が広がっている。

しかも嬉しいのが、マイナーな場所なので自分と白人以外に観光客はゼロ。

セミの鳴き声を聞きながら、しばらくボーっと庭園に見とれていると、白人が言葉を発する。



ミーン♪ミーン♪

蝉の鳴き声が周囲から鳴り響く中、自分の耳を疑う人間の声が聞こえてきた。

「来年の夏にでも、結婚したいね・・・。」

そうやね♪ほんまに、誰かこんな自分と結婚してくれる人おらんかな・・・。



えっ!!

今なんと!!

自分と結婚!?しかも、ついに具体的な時期が白人の口から出た!!

ちょっと待って!!まだ心の準備が出来ていない(笑) まだ付き合って2ヶ月やで!



この白人、実は結婚詐欺師ちゃうやろうな・・・!!

婚活をしておきながら、逆に結婚をアプローチされると急に怖気づいてしまう自分・・・。女子か(笑)

でもね、白人はまだ若くて初婚。

結婚式や婚約指輪でも買ってあげたいけど、自分は貯金がないのだ。それを伝えると・・・。



私、少しは貯金あるよ・・・。



なんと!こんな自分のために、白人は自分の貯金を切り崩してくれるのか!?

これならもしかして、白人の貯金をごっそり自分のものに出来るんちゃうか・・・。※自分が結婚詐欺師やないか(笑)。



訳の分からない理由で離婚して、自分の命よりも大切な存在を失い、お金も何もかも四十歳で全て失って、ゼロに戻った自分。

でもね、少しずつ、ゼロからまた這い上がっているような気がする。

三浦雄一郎じゃないけど、八十歳からでもエベレスト登頂が可能なのだ。

自分はまだ四十歳。やろうと思えば、何でも出来る・・・と信じたい。

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