奈良県曽爾村の登山&婚活記

ゆみ王

2020年04月19日 15:11



ここは奈良県曽爾村の屏風岩公苑。

渓流釣りに行く予定だったが、現地の天候が悪いためトレッキングに予定を変更。

有名な屏風岩公苑の桜、さぞかし満開だろう。



登山口に向かう途中に案内板。

どれどれ♪どんなに素晴らしい桜かな~♪



マッタク サイテマセン・・・。

山桜はソメイヨシノとは異なり、開花時期がだいぶ遅いのだな。



今日登る山は住塚山と国見山。

初めての山っていつもワクワクするね。



適当に歩いていたら登山口を発見。

一人でのんびり登り始める。



ところでここ最近、ブログの更新が滞っていた。

実はブログを書きにくい、とある理由があったのだ。

その理由とは・・・。



白人と同棲することになったのだ。



このブログが白人に見つかったら、とんでもない事態になること間違いなし。

よって、中々書ける時間がなくなってしまったのだ。



そして同棲の許可を得るべく、白人の家に初めて挨拶に行ったのだが、それはそれは記憶に残る出来事となった。



手土産を携えて、白人の実家のピンポンを押す。

ついに、白人のお父さんと初対面。

60歳代半ばで超真面目な風貌。



秋篠宮殿下のような雰囲気で、まったく冗談とか言わなさそうな感じ。

ハッキリ言って、全然自分と合わなさそう(笑)

とりあえず家の中にお邪魔して、白人のご両親と対座する。



まずいぞ・・・。

非常に気まずい空気だ・・・。

お父さんは寡黙で何も話さず、お母さんも目線を下に向けている・・・。



重たすぎるこの雰囲気・・・。

歓迎されていないのか・・・。

白人にSOSの信号を送るが・・・。



いつものようにウミガメみたいにポーっとしてるだけ・・・。



白人よ、お主が話を始めなければ重い空気のままではないか・・・。

同棲して分かったが、白人は本当に呑気で家事も料理も一切出来ないのだ。

炊飯器で米すら炊くことが出来ず、唯一出来る得意技はティファールでお湯を沸かすことだけ。

まったく頼りにならないため、自分から話を切り出す。



娘さんとお付き合いしている「ゆみ王」と言います。

実は僕、離婚経験がありまして・・・。



お父さん、めっちゃ目が怖いんですけど(笑)

少し落ち着いてもらう。



でも安心して下さい!

浮気とか暴力とか借金などが原因で離婚した訳じゃないですし、子供たちの養育費も法律で定められた以上の金額を一括で支払っていますから!!



お父さん、全然安心した顔じゃない(笑)



まるでお通夜みたいな雰囲気だ・・・。

重たすぎる空気だったので、わずか15分の滞在で退席。



そらそうだわな。

大事な一人娘を、バツイチで貯金無しの41歳のおっさんにやる訳だし、複雑だわな。



色々と思い出しているうちに、あっという間に住塚山の山頂に到着。



奈良県曽爾村。

この周辺の山々は本当に景色が素晴らしい。

すれ違う人も、周囲にいる人も、人間は自分以外に誰も居ない。

渓流釣りや登山を趣味にする人間にとって、このご時世はあまり影響を感じない。



山頂ラーメンを食べていると、一人、そしてまた一人と、立て続けに登山者が二人登ってきた。

自分を含めて、初対面の三人で色々と話す。

お二人ともコロナの影響で仕事が暇になり、有休をとってやってきたと。

これからすさまじい不況がやってきそうだな。



さて、次は国見山を目指す。

登山中、今までの人生を振り返り、色々なことを考える。



一生癒えない深い傷を心に負ったが、今、幸せだ。

幸せとはね、地獄を経験して全てを失い、本当に苦しんだ人間のみが、その意味を理解出来ると思う。



屏風岩に戻ってきた。

およそ4時間のトレッキング。

今日も色々と頭の整理が出来た。



いまのあなたが、いまのあなたの運命に、ふさわしい。

釈迦の言葉は深いな。


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