例の白人を引き連れ、京都府は京田辺市にある一休寺へ向かう。
そう、名前の通り、この寺は「一休さん」が晩年を過ごした寺である。
最近はすっかりとキャンプ&釣り熱が冷めてしまい、婚活に夢中となっている。
噂には聞いていたが素晴らしく美しい寺であり、すっかり白人の存在を忘れて風景に夢中になってしまった。
菊の御紋が登場。
ここは特別な雰囲気が醸し出されている。
なるほど、どうやら一休さんの墓所のようだ。
菊の御紋の理由は、一説(ほぼそうらしいが)によると一休さんは天皇の子孫とのこと。
菊の御紋越しに見える一休さんの墓。
素晴らしい光景だ。
白人の存在を忘れ、この光景にうっとり。
¥500でお茶とお菓子を注文し、一休寺の素晴らしい庭園を眺める。
前回訪れた「慈光院」の庭園に匹敵する、素晴らしい枯山水庭園。
白人と会話をすることもなく、ただぼーっと庭園を眺めている。
おっ。出た出た。
誰もが知っている「このはし わたるべからず」
トンチと屁理屈って紙一重だな。
また出た。
誰もが知っている「虎の屏風」
天皇の子孫である一休さんが言えばトンチになるが、ただの百姓が言えば打ち首になっていそう。
不条理、それが人生だな。
なんか石碑がある。読んでみる。
「当たり前の事が 当たり前に出来るように 努力したい」
これ絶対に一休さんと関係ないやろ(笑)
室町時代にこんな概念はなかったはずや・・・。
なんかいかにも最近置かれました感が半端ない石造が沢山登場。
一休寺の関係者よ、これはマイナスだと思う。
一休さんの絵馬が沢山掛けられている。
新右衛門さんや一休さん、それに一休さんと仲の良かったあのツンデレの少女、名前は「さよちゃん」だっけ・・・。
漫画のキャラクターがオールスターで登場。
商売っ気ありすぎてちょっと幻滅(笑)。
寺を出る最後の場所に見事な立て札。
「有露地(うろじ)より無露地(むろじ)へかえる一休み 風吹けば吹け 雨降らば降れ」
有露地は煩悩のこの世、無露地は煩悩のない悟りのあの世。
人生と言うのは、この世からあの世へと向かう、ほんの一休み。
雨が降ろうが風が吹こうが、気にしない気にしない。
バツイチ40歳で貯金無し、全てを失った自分だが、一休さんの言葉が身に染みる。
昔、アニメで見ていて記憶に残っていたな。
気にしない、気にしない、わたしは一休。
一休み一休み。
今ね、ようやくこの言葉の深さが分かったわ(笑)
此の道を行けば どうなるのかと 危ぶむなかれ
危ぶめば 道はなし
ふみ出せば その一足が 道となる その一足が 道である
わからなくても 歩いて行け 行けば わかるよ
石川県「明達寺」の住職、清沢哲夫氏の言葉。
アントニオ猪木が一休さんの言葉として紹介したけど、実は違ったようだ。
白人とのこれからの道、作り出して行こうかな。