軽キャンで車中泊&今シーズン最後の渓流釣り。

ゆみ王

2019年09月27日 23:19



滋賀県は東近江市、いつもの野営地にやってきた。

今シーズン最後の釣行。

気合いを入れて、仕事は時間給を取って早めに切り上げた。

仕事も人生を豊かにするかも知れないが、趣味は絶対に人生を豊かにすると思う。



軽キャン内で晩御飯の支度に掛かる。

この時間、40歳になった今でも少年のようにワクワクする。



外から聞こえる虫の音色が凄まじい。

その音色を聞きながら調理しても良いのだが、やっぱり自分はジャズが好きだ。

スマホの音量を増大させ、車内にジャズを流しながら晩御飯を作る。



寒い季節なら良いが、この時期は火器を使うと車内温度は上がり地獄と化すので、ポップアップルーフの窓を全開にする。

丁度よい車内温度となる。

軽キャンの購入を考えている人がいれば、価格は上がろうとも絶対にポップアップルーフ付きの車体をおススメする。



今日の料理は、というより、今日の料理もこれ。

ワンタンスープ&唐揚げのコラボ。

半年前の解禁日と同様に、同じ料理で締める。



なんか焦げ臭い。

底を見ると、火力が強すぎてワンタンが焦げている。

簡単な料理ほど、意外に難しいのだ。

普通の人生を送るのが、どれほど難しいかと同じだと思う。



腹いっぱい。

半年前の解禁日は、離婚したショックでずっと物事を悲観的に考えていた。

しかし、ようやく気付いた。



物事を楽観的に捉える人の表情は豊か。

物事を悲観的に捉える人の表情は暗い。

つまり、人生を楽しく生き抜く秘訣は、どんなに辛い事象に遭遇しようとも、楽観的とまでは言わずとも、悲観的になってはいけないのだ。



近くでずっと虫の音色が聞えると思っていたら、キリギリス?が腕に止まっていた。

自分は昆虫が大好き。

鈴虫みたいに決して綺麗とは言えない音色を聞きながら、一緒にワインを飲む。

ネットで見たら、キリギリス一匹が何と¥1000~¥2000。

捕まえてやろうか、と、ほんの一瞬よこしまな考えを抱いてしまう(笑)



カプセルホテル以上、ビジネスホテル以下の軽キャンで就寝。



気持の良い、鈴虫の「リーン リーン」という鳴き声で目が覚める。

この音色で目を覚ます朝。

言葉では表現できない素晴らしさ。



道の駅、奥永源寺渓流の里へ向かう。

今シーズン初めて訪れたこの愛知川。

もう以前の記事は消してしまったが、始まりはこの自販機のコーンスープだった。



終わりは盛大に、ビッグコーンスープを飲んでみる。



一カ月前は熱中症になる程の暑さだったのに、今朝は吐く息が白い。



この道の駅は、二階に展望台があり立派なベンチもある。

しかし、皆わずかな階段を昇りたくないのか、いつ来ても誰も居ない。

たった数十段上がるだけで、別世界が広がっているのに勿体ないな。



聞くところによると、この道の駅、以前は小学校だったようだ。



恐らく数十年前の教室で使われていた椅子。

今はこうして、道の駅利用者のために使われている。

世の中全ての事象は、少しずつ変化している。

自分も、家庭も、仕事も、何もかも。



ちょっと、今日の記事は暗すぎるな(笑)

今日は今シーズン最後の釣行!!

ここからは明るく行くよ~♪♪



さて、釣行開始。

朝早いのに、すでに多くの釣り車が停まっている。

まあ、自分の行くポイントは魚も少なくめっちゃ歩くため、誰も釣り人が居ないがね



半年前の解禁日を思い出す。

離婚したショックで、釣りをしながらずっと色々な事を考えていた。

自分にとって最終日の今日。

今日はね、自分で自分を褒めてあげている。

色々と、よく、頑張ったな、と。

自分で自分を褒める。

阿呆みたいに思えるけど、けっこう大事なことだと思う。



すぐに幼いアマゴを釣ってしまった。

取り込みもどこも悪いことはなかったが、様子がおかしい。

ぷかぁ~っと浮いて、瀕死の状態。

かなり時間を掛けて一生懸命に蘇生を試みるが、死んだ。



キャッチ&リリースの釣りは、一言で言えば人間のゲームだ。

すごく落ち込む・・・。



ブッダの弟子が、「死」についてブッダに聞いたそうだ。

「死」って何ですか?と。

皆さんはどう答えますか。

ブッダはこう答えたようだ。

うろ覚えだが、確か「周りを観察しなさい」の一言。

今日の晩御飯は、カツオのたたき、鮭の切り身だったが、言い換えれば「カツオの死」・「鮭の死」。

つまりね、「死」とは呼吸をするのと同じように、身近にある事象なのだ。

と、ブッダは言いたかったのだろうな。



なんか最終日にしては暗いな。

もうそんなに釣れなくても良いよ、と念じるほど・・・



写真を撮るのも躊躇する程の小さいアマゴ・・・。

しかもやっぱり弱っている。

幼いアマゴしか残っていないこの時期、下手くそな自分が釣りをすると虐待になるな。

この後も子供のアマゴが釣れるのみ。



もう止め。

まだ時間は早いけど、今シーズンの渓流釣りは終わり。

めっちゃ暗いまま終わった・・・。



今シーズンの愛知川を二言で統括してみると・・・。

道の駅、奥永源寺渓流の里のコーンスープが美味かったのと、道の駅、奥永源寺渓流の里の二階展望台が素晴らしかった。

関連記事