久しぶりの十津川水系釣行。
今日は夕方から釣りはじめ、主にキャンプ要素を意識した時間を過ごす。
渓は凄まじい渇水と思いきや、予想外の増水でビックリ。
今日は「山の日」だが、この異常な気温を考えると名称を変更した方が良いかもな。
水量は豊富なんだが、暑くて暑くて釣りが苦行でしかない。
たまに釣れても・・・
カワムツばかり。
この水温では、人間と同様に魚も動く気が起こらないだろう。
帽子を被っていると、かえって頭がのぼせて軽度の嘔気が出現する。
もう、日本の真夏は釣りが出来ない。
脱渓途中、タカサゴユリが開花している。
この花を見かけるたびに、この花の姿・形のように生きたいと常々思う。
いつもの野営地へ戻る。
さて、久しぶりの釣り後ソロキャンプを満喫するか。
ウイスキーと・・・
焚き火と・・・
タバコと・・・
ずっと禁煙していたのに、日々の激務を言い訳に数年ぶりに復活してしまった。
でも、この三種の神器の組み合わせは幸福度が高まる・・・。
焚き火も終わり、軽キャン内でしんみりと一人二次会。
実はね、先月にナチュログ界の大御所と8年ぶり位の対面を果たしてきた。
少し前の日本国民なら誰もが知っている植村直己氏。
彼の偉業と同じようなことをやってのけた、でも全く自慢しないナチュログ界の大御所である八兵衛氏。
縁とはまさに「縁」と表現するしかなく、今回も色々と縁が重なり8年ぶりの対面を果たした。
本当に楽しい時間が過ぎ、久しぶりに仕事の緊張感がほぐれてずっと笑顔だった。
僕がリアルに会ったナチュログ世界の方は、今や亡きmailmanさんという方と、今回の八兵衛さんだけだ。
ハチさん、とても有意義で楽しい時間を過ごせました。ありがとうございます。
少し、本当に少しだが、前家庭のPTSDの夢を見る機会が減ってきた。
幸せ、そのようなものはこの世に無く、やがて苦しみしか無いのは分かっている。
でも、願わくば、今の幸せをどうか神様、もう壊さないで下さい・・・。
朝を迎える。
自分の中では、今日からお盆休みの概念。
釣りなど殺生に繋がる行為は中断。
その代わり、ずっと楽しみにしていた五條市のマイナー観光箇所を巡ってみる。
奈良県の山々が見渡せる、隠れた絶景ポイントの「高野辻ヘリポート」へ到着。
林道を上がる道中、すでに雲海が見れて感激♪
うっひょ~♡
なんて格好いい案内板♪
さて、絶景ポイントに目を向ける~!!
ドコガ・・・ゼッケイ・・・デスカ・・・?
これならね、女子ゴルフでミニスカート履いているプロがパターを打つ時にラインを読もうとしてしゃがんでいる姿をたまたま正面でカメラマンが撮影している映像が放送されるテレビ画面の方が遥かに絶景なんじゃないでしょうか・・・。
ふ~、あまりに残念だったので、この時の気持ちを句読点無しで表現してみました。
さて、気を取り直して第二弾のマイナー観光地へ。
僕は歴史が好きで、とりわけ幕末が最も好きなのだ。
奈良県五條市にはね、なんと幕末ファンにとってはたまらない天誅組が構えた本陣があるのだ。
さすがは天誅組の本陣。
降りてじっくり見ないと意味が分からない標識であり、かつUターン場所には地元民の車が駐車されており、朝からスパイシーだった。
遂に、天誅組の本陣へ到着。
新選組より遥かに崇高な理念を持った集団なのに、五條市のPRが下手くそなのか、天誅組の痕跡はもはや風前の灯火。
倒幕運動は坂本竜馬や西郷隆盛がクローズアップされるけど、この天誅組の吉村寅太郎、そして尊王攘夷を提唱した高山彦九郎など、それら有名人を誕生させた先駆者がいることを、日本人は学ぶ必要があると思う。
奈良県のこのように山深い場所で、倒幕運動が繰り広げられたとは・・・。
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天誅組の倒幕運動は幕府にあっけなく鎮圧された。
でもね、考えて欲しい。
奈良県南部の山奥から、日本の将来を憂いて政権転覆を掲げて行動し、更にそれを地元民が全面的にサポートしたという事実を。
関西では、奈良県民はのんびりしておっとりした田舎者と評価されがちだが、それは間違いだと僕は思うな。
どこからかやってきて、庭に自生しているタカサゴユリ。
僕がこの花に魅力を感じる点。
それは、こんなに美しい花なのに、どこか遠慮しがちで目を伏せているような姿。
まるで、こんな自分がこんな綺麗な花を咲かせて良いのでしょうか?といわんばかりの様相。
ウイスキー片手に、最近立ち上げたエビ専用の水槽を眺めて色々と物思いにふける。
もう、十分に苦しんだ。
そろそろ、自分の幸せを実感しても良いかな~。
暗すぎるブログ記事・・・。