都会に住む大学入試に失敗した男子高校生。たまたま見た林業募集ポスターに映る美しい女性(長澤まさみ)に惹かれ、その女性を求めて山の人間に成長していく映画「WOOD JOB」。
自分もたまたま観たのだが、本当に面白くて2回も観てしまった。
自分の人生史において、2回も観た映画はこれが初めてだ。
ロケ地を調べると、この映画の撮影地は三重県の美杉町。
自分の住んでいる場所から2時間足らずの場所だ。
仕事を終え、長澤まさみの匂いが残る山へレッツゴ~♪
22時、登山口の麓へ到着。
映画のロケ地になったこの山の名は「大洞山」※おおぼらやま
素晴らしい星空を見ながら、宴の準備。
準備をしていると、綺麗な流れ星を発見。
混雑したキャンプ場で焚火をするよりも、誰もいない山の麓で星空を見ながら一杯やるほうが自分は好きだな。
朝を迎える。
いつものように飲み過ぎた感じで、若干二日酔い。
昨日は真っ暗で分からなかったが、車外に出ると大洞山の山頂が見える。
長澤まさみ、待ってろよ~♪
登山口へ向かう道中、三多気の桜という場所を通過する。
どうやらここは桜の名所らしく、日本の桜100選にも選ばれているらしい。
桜並木の隣は茶畑。
桜並木に隣接してある棚田。
日本の原風景が味わえる、素晴らしい場所だわ。
登山口の直前にある、真福院という寺に到着。
案内板を見る。
ふむふむ、杉の木で男根か。
映画「WOOD JOB」の最後の祭りシーン、長澤まさみが照れながら男根目指して走っていったけど、この地域の祭りを取り入れていたのか。
僕にも、あんな男根があったなら・・・。
きっと、長澤まさみ級の女性をゲット出来たかも。
ところで、ここは寺なのに鳥居がある。たまにこういう寺ってあるな。
調べてみると、比叡山延暦寺を建立した最澄が、もともと比叡山にあった神道と共存するために鳥居も立てたとか。
最澄がそんなことをしたので、他の寺院もこぞって同じように鳥居を立てたが、明治政府が神道を国教にするために寺と神社を分けるよう法律を定めたらしい。
つまり、このような姿が残っているのは、きわめて稀のようだ。
さて、大洞山(おおぼらやま)への登山開始。
少し歩くと、いきなり展望台の案内板。
どれどれ、行ってみるか~♪
エッ・・・。
ドコガ・・・テンボウ・・・デスカ・・・。
さすがは「オオボラヤマ」・・・。
嫌な案内板。
えげつない急登の階段が延々と続く・・・。
しんどすぎ!!もう長澤まさみなんてどうでも良いわ!!
ゴールはここじゃない♪♪ まだ終わりじゃない♪♪
先を見ると歩くの止めそう・・・。
ひたすら下を見て進む。
そうだ・・・。
自分はバツイチ40歳で貯金ほとんど無しの負け組人間・・・。
上を向いて歩いたらダメなのだ。
ひたすら、下を見て歩まなければいけないのだ・・・。
下を見ながら進んでいると、いつの間にか山頂へ到達!!
着いたど~~~~!!!
素晴らしい絶景・・・。
標高1000m程の山だが、大台ケ原に匹敵する程の感動を覚える美しさ。
つくづく思う。
山の良さって標高じゃないし、女性の良さは顔じゃない。
次はいよいよ、映画「WOOD JOB」のクライマックスの祭りシーンロケ地である「倉骨峠」へ向かう。
倉骨峠へ到着!!
長澤まさみがいたロケ地はどこや~♪
周辺を探すがまったく見当たらない。
ほんまにこんな場所で撮影したんか!?
ようやく看板を発見!!
まだ5年前の映画なのに、草木に覆われて既に朽ち果てかけている看板・・・。
うぉ!!
この場所、長澤まさみがバイクで主人公を運びに来た場所ちゃうか!?
長澤まさみの匂いが少し残ってるわ~♪
こ・・・こ・・・この場所は!!
クライマックスの杉の木の男根が滑り落ちる場所や!!
しかし、どうも違う・・・。
スマホにダウンロードしてきた映画を見てチェックすると、色々な場所を合成して(もちろん三杉町内だが)最後の祭りシーンが描かれてるようだ。
一気に疲れが出てくるが、気持ちの良い疲れだ。
結局、この場所に長澤まさみは居なかったのだ。伊藤英明はここに居たけど。
帰りは石畳みの東海自然歩道を歩いて下山。
写真では伝わらないが、完全にもののけ姫の世界で雰囲気抜群。
温泉に入りに道の駅「御杖村」へ向かうと、祭りをしている。
男根の祭りか!?と思ったが、どうやら太鼓の祭りらしい。
神輿をトラックで担ぐとは、高齢化&過疎化を肌で実感する。
最後に、美杉町の発展のために祭りを紹介。
左は女性の・・・右は男の・・・。
実際に祭りで使われる巨大杉の木で作った男根。
美杉町、美しさ&刺激を兼ね備えた素晴らしい場所だった。
今月中に、もう一回行こう・・・。