ここは滋賀県は東近江市にある道の駅。
今日は平日の金曜日だが、有休を取っている。
なぜなら、明日はついに滋賀県愛知川の渓流釣りが解禁となるからだ。
ゆっくりキャンプして明日に備える。
スギとコナラの薪がある。
燃え方に違いがあるのだろうか。
イメージ的にはスギのほうが油分を多く含んでおり、勢いよく燃えそうだが、値段はスギの方が安い。
燃え方を楽しむのも面白いので、両方買ってみる。
道の駅「奥永源寺渓流の里」から数分。
黄和田キャンプ場に到着。
このキャンプ場、ネット上の案内では春～秋までの営業期間だった。
しかし、試しに電話してみたところ、なんと通年営業していると。
予約も不要で支払いも巡視員が回ってきたとき。
笠置キャンプ場みたいな感じだ。
キャンプ場には自分ひとり。
なんだろう。
混雑しているキャンプ場はお金を貰っても行きたくないけど、ここまで空いていると山奥で野宿しているのと変わらない。
少しは人の気配が欲しい。
今日の新相棒はこれ。
ＣＢ缶を使ってのガスストーブ。
焚火を始めるまでの間の、暖に用いる予定で買った。
￥3000位の中国製商品だが、けっこう温かい。
中国製品を馬鹿にする時代は、もう終わったのかもしれない。
と思っていたら・・・。
すぐに火が付かなくなった。
やっぱり、少しだけ上乗せしてイワタニのガスストーブを買うべきだった。
まずは缶ビールを開けて一杯。おつまみはこれ。
格安スーパー「ラムー」で買ったサラダ3種盛りセット。
なんとこの商品、￥１００以下で買えるのだ。
多くのキャンパーは美味しそうな画像をアップしているが、自分は自信を持ってこの商品を取り上げたい。
焚火を始める。
4か月ぶりの焚火だ。
この数か月であった色々なことを想起する。
自分の年齢は41歳。
なんと、最近人生初めての虫歯が出来てしまい、虫歯治療に通う日々が続いている。
でも、そこでの虫歯治療、中々良い体験が出来るのだ。
実は、通う歯医者の歯科衛生士の女性が、すごく可愛いのだ・・・。
歯のクリーニングをしますね～♪
と言いながら、かよわい指を自分の口の中に突っ込んでくれる・・・。
なんと・・・
自分の人生を振り返ってみて、女性の口の中に自分の指を入れたことはあっても、自分の口の中をこんなに責められた経験はない・・・。
※お下品ですみません。
なんでこんな世界を知らなかったのだろう。
こんなに素晴らしい世界なら、もっと早くに虫歯になっていたかった・・・。
歯科医院に行ったことのある人、みんなこんなに素晴らしい経験をしていたのか。
可愛い歯科衛生士さんの指が、どんどん自分の口腔内を責めてくる・・・。
思わず、歯科衛生士さんの指をチュッパチャプスのように舐めている感覚に陥る・・・。
チュッパチュッパ・・・。
チュッパチュッパチュッパ♪♪
あ～・・・。
自分は離婚したショックで、遂に頭が本当にいかれてきたのか・・・。
心地よい時間をしばらく堪能していると、思わぬ事態が起こる。
ここ、痛くないですか？
三国志の張飛のような図太い声が鼓膜に響く。
※張飛の声知らんけど。
ぐはぁ～！！
いつの間にか張飛そっくりの歯科医の指を追っていた！！
歯の治療中、顔面に不可思議な目隠しをされていたので、可愛い歯科衛生士がいつの間にか変わっていた・・・。
思い出したくない事を思い出してしまった。
とっとと寝よう。
何やら明け方から騒がしい。
起きて川を見てみると、無数の釣り人の姿が・・・。
深くは言わないが、何とも切なくなる光景だった。
ゆっくりと、ウインナー入りのワンタンスープを作って朝食にする。
釣りって、その人によって色々な楽しみ方があると思う。
とりあえず数を釣りたい人、数よりもサイズにこだわる人、数やサイズよりも、釣りを通してキャンプや宴、おまけの釣果を期待する人。
自分は一番後者だが、少数派だろうな。
さて、いよいよ2020年の渓流釣りがスタート。
去年と同じく、愛知川のとある支流へ向かう。
雪不足のためか、かなりの減水。
わずかに溜まった淵に、押し寄せる多くの釣り人。
サイズが小さくても持って帰り、もしくはリリースしても死なせるような扱い方。
解禁日って、自分にとっては毎年嫌な気持ちになってしまうな。
減水＆多くの釣り人で難しいかなと思ったけど、あっという間に開幕戦ヒット。
2月のこの時期、テンカラの毛ばりで釣れるこの一匹は、餌釣りの100匹以上の価値に匹敵すると思う。
歩いていると、この崖を勢いよく登る黒い塊を見かける。
初めて見る動物だ。
真っ黒で、筋肉質の塊のようで、しばらく何の動物だろうと考える。
完全に、熊でしょう・・・。
初めて至近距離で熊を見た。
この時期って、まだ冬眠してるんじゃないのか？
今日遭遇したのは子熊だったが、大人の体格だったら絶対に勝てないな。
どうしても熊の恐怖が頭から離れないので、解禁日の釣行は短時間で終了。
なんにせよ、今年も始まったな～♪