生きることは、苦しむこと。
よって、この世の真理は、苦しむこと。
そんな真理を実感しながら、久しぶりに渓流釣りとキャンプを楽しんだ。
ホームリバーの滋賀県愛知川。
渇水だが、そんな中でもし大物を釣ったら、喜びはひとしお。
数多くの不幸を味わった自分。
でもそれらを乗り越えて、強くなった自分。
困難な事態に遭遇した時は、「よしきた!!」
そのように捉えることが、出来るようになってきた。
夕方から釣り開始。
常にキャッチ&リリースの自分だったが、今日はね、初めてキャッチ&イートしてキャンプを楽しもうと思う。
40日以上ぶりの渓流。
ここ最近はずっとサイクリングに没頭していたが、やっぱり渓流釣りに適う趣味は無いわ。
渇水の中、この箇所に渓魚が集中していることに間違いない。
しかし、中々出ない。
何度か毛ばりの流し方を修正して・・・
まずまずのイワナちゃんゲット♪♪
今日はキャンプが主目的。
一匹釣った時点で捌いてキャンプを楽しもうと思っていたが、まさかのファーストポイントで今日の釣り終了。
しかし、イワナちゃんの声が聞こえてくる。
※本当に、そう言っているように聞こえるのです・・・。
オレ・・・モウ・・・オワリヤ・・・(何でイワナが関西弁やねん・・・)
イワナよ、今回は見逃してやる・・・。
しかし、次に釣ったお前たちの仲間は、何があろうと絶対に今晩のメインディッシュにさせてもらうぞ!!
という訳で、このイワナちゃんは解放。
4連休の初日。
釣り人が多いだろうなと思っていたが、自分以外に誰もおらず。
ここはね、簡単に入渓&脱渓出来る分、自分のように釣りが上手い人しか釣れない領域なのだよ。
自分で褒めてゴメン♡
減水の中、歩き続けるとポツポツと良ポイントが出現する。
限られた、餌を待ち受けるポイント。
そこに居座るジャイアンと一騎打ち。
来た~!!
今シーズンで一番のアマゴ!!
冒頭で述べた通り、今回は初のキャッチ&イート。
素晴らしいサイズの君を、捌きます♪♪
しかし、このアマゴから声が聞こえてくる・・・。
※嘘じゃなく、本当に聞こえて来るのだ・・・。
ワシヲ・・・クウカ・・・。
ワシヲ・・・ホントウニ・・・クウノカ!!
めっ・・・滅相もございません・・・。
あまりの気迫に押されて、すごく丁寧にリリース・・・。
どうしよう・・・。
今晩のメインディッシュが決まらない・・・。
もうね、次は何があっても、絶対に捌いて食べる。
壁面に潜んでいそうな予感。
毛ばりを投げると、一発で出てきた。
お~♪
なんて美しいプロポーション!!
い♡た♡だ♡き♡ま♡す♡
捌こうとすると、またもや魚の目が訴える・・・。
マッテ・・・ワタシ・・・卵が・・・アルノ・・・。※卵だけ漢字(笑)
分かった・・・。
卵があるなら、仕方ない・・・。
しかし、どのような理由であれ、次こそは命をいただくぞ。
サイズはともあれ、絶対に出そうな予感。
もう時間も夕刻。
何があっても、ここで釣った魚をメインディッシュにする。
毛ばりを投げると、一投目からラインが動く!!
マダ・・・ショウガクセイノ・・・ボクヲ・・・タベルノ・・・。
小さなお前を食う訳ないだろう・・・。
今晩のキャンプは、メインディッシュ無しのひもじい食事で良い・・・。
今日の釣りは終わり。
3月6日=6匹(アマゴ) 通算6匹
3月20日=11匹(アマゴ) 通算17匹
3月30日=11匹(アマゴ)・1匹(イワナ) 通算29匹
4月23日=13匹(アマゴ)・1匹(イワナ) 通算43匹
5月14日=6匹(アマゴ)・2匹(イワナ) 通算51匹
6月11日=3匹(アマゴ)・3匹(イワナ) 通算57匹
7月22日=5匹(アマゴ)・1匹(イワナ) 通算63匹
今晩のキャンプ予定地である、黄和田キャンプ場へ向かう。
しかし、道路沿いからキャンプ場を眺めると、今のご時世有り得ない程の超過密状態・・・。
あんな超過密状態でキャンプして、果たして本当に楽しいのか・・・。
自然を感じるなら、もっと他に場所があると思うのだが・・・。
しかもあのキャンプ場、トイレの数は非常に少なく、過密となれば絶対に適切な衛生状況が保たれないと思うけど。
という訳で、再び戻って今宵は林道沿いで野営。
明日の釣行に備え、ウェーダーを乾燥させて入念に準備。
明日はどの川へ行こうか。
ここは国定公園で焚き火は禁止。
ひっそりとメインディッシュの無いディナーを楽しむ。
まずは一杯。
ん~♪♪
夏が来た!!
小籠包を豚骨醬油スープで煮込む。
予定が狂い、今夜はこれがメインディッシュ。
心地よいヒグラシの鳴き声を酒の肴にするが、蚊の大集団に襲われてすぐに車内へ避難。
今夜は飲み過ぎたのかな。
失った、以前の家庭の事など・・・
色々と感傷に浸っていた。
飲み過ぎたか。
車内での、一人晩酌の記憶が殆どない。
気が付いたら朝。
しかも9時・・・。
どうしたんだろう・・・こんなに酔いつぶれるなんて。
もう戦の時間は終わっているので、ゆっくりと支度。
二日目は、普段は足を運ばない愛知川支流の御池川へ。
でも、遊泳客だらけで釣りが出来ず。
昨日、素晴らしい釣りが出来たので、もう良いか。
帰る道中、ある寺に掲示されていた素晴らしい格言。
この格言は、尺アマゴに匹敵するものだった。
「つらいことを探せば つらいことばかり」
「うれしいことを探せば うれしいことばかり」
なんて深い・・・。
深すぎるでしょ・・・この格言。
2021年7月20日 18時04分
僕は、再び父親になれた。
これからは、うれしいことを 探そう。