奈良県は高見川。
1年ぶりの車中泊、そして数ヶ月ぶりの渓流釣りだった。
ようやく、仕事を終えた後に出掛ける余裕が出てきた。
車内で前泊して、翌朝の釣りに備える。
超久しぶりの車内くつろぎタイム。
異動先の業務が本当に大変で、心身共に疲労がピークだった。
リフレッシュしたかったが、身体が疲労で動かなかった。
改めて思った。
趣味というのは、心身共に優れていなければ、楽しめないと。
毎日毎日、自分の心身を回復させる方法をずっと考えていた。
受動的に、こちらは何もせずにリフレッシュ出来る方法を…。
温泉?映画鑑賞?
しかし、コロナ感染が心配だ…。
それに、そんな生ぬるい方法では病んだ心身の回復は出来ない。
考えるんだ。
まだ一度も味わったことのない、初体験であり、且つ最高のリフレッシュが出来てコロナ感染の心配もない選択を…。
それにしても、この日は月が綺麗だった。
ふと、思った。
風俗って、どんな世界だろう…。
行くべきか、行かざるべきか、学生の時の進路以上に真剣に考えた。
行かずに後悔するより、行って後悔する方が良い。
ご先祖の声が聞こえた様な気がした(どんな先祖や‥)。
僕は勇気を出して、自分の恥ずかしさと闘い、遂に人生初となる禁断の扉を開いた…。
抑うつ状態が、一発で治った。
心身ともに、スッキリしてスッカリ元気になった♡
素晴らしい思い出の余韻に浸っていると、周期的に訪れる凄い獣臭。危険を感じて車内へ。
1年ぶりの車中泊だったが、ぐっすり眠れた。
おはよう。
起きたら1分で渓流。
これが車中泊のメリットだ。
奈良県は高見川。
春は良い渓だと思ったが…。
夏はカワムツに支配された渓だった。
でも、アマゴもカワムツも、そこに区別はない。
こういう綺麗な自然環境で、竿を振れるだけで本来は気持ち良いはずであり、そんな区別をしているのは人間だけだ。
カワムツをただ痛めつけるだけの作業に辟易・・・。
あっという間に今シーズン最後の釣行を終了。
早々に帰宅。
休日の日課となっている、庭での一人宴。
イワタニの「やきまる」
煙が少ない売り文句だが、その通りで住宅街にはもってこい。
以前の家のように、睡蓮鉢でスイレンとメダカを飼育し始めた。
以前の家のように、家庭菜園も軌道に乗ってきた。
最近は本当に「肉」の値段が上がった。
半額になっていたラム肉にてジンギスカン。
妻も、子供も、住む家も、働く職場も、数年ですべて変わってしまった。
急激な環境の変化に、必死で食らい付く自分を褒めてあげたい。
世の中全て、諸行無常。