軽キャンで今日も行く。

石川県、白山地方に渓流釣りに出かけるが、雪代の影響か釣りにならず川だけ見て退散。

帰路、せめて金沢港で新鮮な魚を買おうとするも、まだ開店時間に達しておらず・・・。

物事すべて嚙み合わない日、そういう日が稀にあるが、今日はそういう日なのだろう。



しかし天気は晴れ。

こういう日は何に執着する事もせず、ただサイクリングをするだけで十分に幸せ。

先週、奈良県から車に積んで来て良かった。



金沢市内を流れる浅野川、ここをサイクリング。

京都・奈良県民の感覚からすれば、宇治川や大和川といった感覚の誰もが知っている河川の一つ。



前田家と言えば加賀100万石。

かなりの頻度で前田家に由来する案内図を見る。

良かれ悪かれ、金沢市民の人々は、まあこうした環境に染まっていることが一緒に仕事をしていて良く分かる。

重要な監査がもうじき職場にやってくるが、皆まったく準備することはなく、一生懸命に準備していることは・・・。



金沢100万石祭り(笑)　なんやねんそれ・・・。

初めて聞いた祭りだが、どうやら前田利家を称える祭りのようで、もう70年以上の歴史があるようだ。

スタッフ皆、その祭りで披露する踊りの話題で一色だ。※「踊り流し」と皆は言っている。



仕事の中に祭りが組み込まれており、石川県独特の文化がこの事例で良く分かると思う。



一方、新しい炊飯器が欲しいから、この古い炊飯器はもう要らない。

と、温故知新とか物を大切にする精神のかけらも感じられない、今の奈良県民の奥さん。

両文化に適応する必要がある、今の自分。

ダーウィン曰く、力じゃなくて環境の変化に適応する人間が最も強い、これは本当に名言だと思う。



白人に捨てられた炊飯器を有効活用すべく、石川県産の赤カレイと真イワシを買ってきた。

どちらも産地直送で新鮮、これは「海無し県」に住んでいる人にしか分からない、非常に幸福度が高まる買い物だと思う。



古くなり性能が落ちた炊飯器だが、これで煮付け料理が出来ないか。

麵つゆを入れて炊飯スイッチを押すのみ。



イワシの煮付けって、こんなに美味かったっけ・・・。

マグロやブリやタイの刺身に匹敵する位、それ程にこの炊飯器で作ったイワシの煮付けは、本当に美味しかった。



職場の方が強く推薦する、能登半島の日本酒。

聞けば、飲んだことは無く、地元なので被災地支援のため皆に勧めていると。

この人は、お母さんを震災で亡くされ、他にもこうした事例を抱える職員が多数いる。

関西では能登半島地震は過去のものであったが、こっち(石川県)では今も常にニュースで報道している。



昇進祝い、自分へのご褒美に、これを買った。

山崎豊子の「大地の子」。小説を読みやすく漫画化したものだ。

中国残留孤児(邦人)が、凄まじい苦しみと対峙しながら、必死に生きる姿を描いた物語である。

余談だが、山崎豊子はこの「大地の子」と「不毛地帯」の著作権を放棄し、収益は全て中国残留孤児(邦人)とシベリア抑留の方々のために、寄付をすることにした。

この「大地の子」だけは、命を懸けて書きました。と言う著者の下りが、とても印象的だった。



ほぼオール1に僅かばかりの5が点在する、かなり変わった個性的な息子。

ようやく最近になって、手を繋いでくれるようになった。

育児の幸せとは、持って帰ってくる成績表とかでは無く、こうした些細な心安らぐ変化の一瞬なのではないだろうか。



息子の幼稚園入園記念で、トトロのメロディ時報時計を買った。

時報ごとに踊っている息子を見ていると、買って良かったと思うが・・・



結構うるさい・・・。