軽キャンで今日も行く。

金曜日、仕事を終え奈良から軽キャンを数時間走らせ、滋賀県は東近江市のいつもの宿営地に到着。



もう、何回おなじ遊びをしているのだろう。

遊び過ぎると飽きてしまうが、しばらくするとまた飢えてしまう。

人生全てそう。

満足する人生より、不満足の人生の方が、実は満足した人生を送っているのかも知れない。



晩御飯の時間はとっくに過ぎているが、車内で調理開始。

もう、腹ペコで早くビールが飲みたい。



￥100のワンタンスープを用意。



いつもは「鶏の唐揚げ」だが、今日はアレンジして「イカの唐揚げ」をスープに投入。



凄まじくマズそうな絵。

でもね、ここにネギを入れると、劇的に美味そうに見えるのだ。



ん～。

美味そうに見えるというか、マズそうな料理がネギで全て隠れるといった感じだな。

とりあえず、食べてみる。



これは、めちゃくちゃ美味しい・・・。

イカの唐揚げの衣は煮込んだ影響で崩壊しており、ネギ・衣・裸になったイカ、これら分離した3種を別々に食べているのだが・・・。



美味い・・・美味すぎる！！

料理の鉄人に出したら、一番弱そうなフレンチの達人には勝てそうな一品だ。



キャンプ飯って不思議だ。

普段、日常の食卓で食べると虚しくなる料理が、こういう場所で食べると何故か美味しく感じる。

その理由を、今日は一生懸命に考えてみた。



多分、答えはこうだと思う。

ちょうど20年前、大学生の自分はタイに向かった。

なぜなら、外国で出会う日本人女性は、その出会った日本人男性に対して3割増しで魅力を感じると言う伝説を聞いたからだ。



タイに到着。

劉備玄徳のような表情で、バンコク市内を観光する日本人女性に声を掛けてみた。



ナニモシマセンカラ　ボクトイッショニ　オサケヲ　ノミマセンカ・・・。

勇気を出して声を掛けると、想像しない返答が返ってきた。



えっ・・・。

〇〇君だよね！？



なんと、小・中学校時代の同級生である、近所の〇〇ちゃんだった・・・。



なんてこったい。

まさか、近所の幼なじみの子をタイのバンコクでナンパするとは・・・。



結局、なんやったかな。

なんで、こんな話を思い出したのかな。

とりあえずまとめると・・・。



軽キャンとは、渓流釣り人の、渓流釣り人による、渓流釣り人のための道具だと思う。



なんか、訳の分からん内容になってきた。

とりあえず大自然の中、渓流のすぐ横でワインを飲み、明日の釣りを考える。



今年の猛暑は殺人レベル。

扇風機を回しながら就寝。



ヒグラシの大音量で目が覚める。

でもね、なぜか平日の仕事のためのアラーム音とは違い、心地よい音だ。




寝入ってしまい、めっちゃ遅起き。

何のために前泊しているのやら。

すでに気温上昇。

しかも釣り人多数。

こういう時は、釣りを忘れて自然を満喫するべし。



今日は不思議な渓だ。

上空は晴れているのに、歩いている渓はずっとモヤが掛かっている。



良いポイントでアマゴorイワナが毛バリを咥えるが、今日はバラシが多い。

それには、理由がある。



僕はたまに、ランディング途中で魚の眼球から出血させてしまうのだ。

よって今回は、バラしても良いから水中で優しくランディングすることを心掛けている。



食べるための釣りなら気にしないが、遊びのための釣りならば、出来るだけ最小限のダメージでリリースしてあげたい。



いつ以来の坊主だろう。

でもね、今日の坊主は何故か心地が良い。



もう終わり。

どうも最近、釣りやキャンプに淡白になってきた。

これらの遊びに飽きてきた訳じゃないと思うのだが、何かいつも自動的に同じことをやっているだけのような気もする。

趣味の岐路に立っているのかな～。